皆さんこんにちは!こんばんは!おはようございます!!
今日も張り切ってBlogを更新していきたいと思います。
今日のテーマはこちら【ハイエナを『操作』する寄生虫!ライオンに食べられやすくなる!?】についてです。
『不気味』『ずるい』といったネガティブな印象の強いハイエナは、実はアフリカで最も成功している捕食者だ。しかし、そんな成功者の意外な一面が最新の研究で明らかになった。
6月22日付けで学術誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』に発表された論文によると、ケニアのマサイマラ国立保護区で数十年にわたって集められたデータを分析したところ、トキソプラズマという寄生虫に感染したCrocuta crocuta(ブチハイエナ)は、そうでない個体と比べると約4倍もライオンに殺されやすいという。特にトキソプラズマに感染した1歳未満の子ハイエナは、ライオンに近づきやすくなり、死因がわかる子どもはすべてライオンに殺されていた。ブチハイエナの子はライオンに狙われやすいため、ふつうはライオンに近づかず、ほとんどの時間を親の巣穴の近くで過ごしている。
「トキソプラズマに感染した個体とそうでない個体で、ライオンに近づく距離に大きな違いがあることを目の当たりにして愕然としました」と、米ミシガン州立大学の行動生態学者で、論文の共著者であるケイ・ホールキャンプキャンプ氏は語る。
トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)は単細胞の寄生性原虫で、ネコ科動物を終宿主とするが、ヒトを含む哺乳類や鳥類を中間宿主とし、世界人口の少なくとも3分の1が感染していると言われている。この寄生虫はネズミなどの宿主を操り、イエネコなどのネコ科動物の近くで大胆な行動を取らせてネコに寄生することが知られる。しかし、野生の大型哺乳類に同じような効果を及ぼすことが研究者によって確認されたのは、今回が初めてだ。
加えて、トキソプラズマのように致命的な疾患は引き起こさない原虫が、野生動物の行動にこれまで考えられていたよりも大きな影響を与えていることを明らかにした点でも重要だ。
自ら危険を冒すように
トキソプラズマは、ネズミや鳥類などの多くの宿主にも寄生し、無性生殖をするが、有性生殖はネコ科動物の腸内でしかできない。ほかの動物の体内にいるトキソプラズマにとって、有性生殖の機会は一筋縄では得られない。わざわざ捕食されようとする被食者などいないからだ。
マラリア症を引き起こすマラリア原虫と同じ胞子虫類原虫に分類されるトキソプラズマは、巧妙なトリックを身につけるように進化した。トキソプラズマに感染したネズミが、ネコの尿の匂いに強く惹きつけられるようにしたのだ。
「トキソプラズマはネコ科動物の腸内で有性生殖することで、ゲノムをシャッフルして変化させることが可能になるだけでなく、安定な胞子を形成して、さらに多くの宿主に寄生できるようになります」と、論文の共著者である米コロラド大学ボルダー校の博士研究員であるザック・ローバック氏は説明する。
これまでの研究から、トキソプラズマがライオンの腸内で有性生殖することと、ハイエナ科の多くがトキソプラズマに感染していることが知られていた。
トキソプラズマがハイエナにふつうとは異なる行動をとらせるかどうかを調べることにした。研究者たちは、数十年にわたって続けられているマラ・ハイエナ・プロジェクトに注目した。このプロジェクトでは、個々のハイエナのいる場所やほかの動物との距離、子の年齢、性別、血液サンプルなどのデータが記録されており、トキソプラズマに感染しているかどうかもわかる。トキソプラズマは一度感染すると、生涯体内に潜伏する。
分析の結果、調査対象となったハイエナのうち、1歳未満の子どもの35%、1歳から2歳までの成熟間近の71%、2歳を過ぎたおとなの80%がトキソプラズマに感染していた。
そして、トキソプラズマに感染していない子ハイエナがライオンに近づく距離が平均91mだったのに対して、感染した子ハイエナは平均44mという危険な距離まで近づいていた。この違いは子ハイエナが1歳を超えるころにはなくなっていたが、それはおそらく、生き残った個体がライオンに近づきすぎないことを学習していたためだと論文の著者らはみている。
人間社会に影響を及ぼしている可能性も
トキソプラズマが人間に及ぼす影響を研究している米コロラド大学の研究者ステファニー・ジョンソン氏は、今回の研究には関わっていないが、この研究はこれまでの常識を覆す「ゲームチェンジャー」であると賞賛する。「トキソプラズマが哺乳類の行動にかなり強い影響を及ぼすことが確認されました」。もしかすると私たち人間も、それに含まれるかもしれない。
ほとんどは軽く発熱するだけで速やかに回復するものの、胎児には重篤な障害をもたらす可能性があるため、妊娠中の女性はネコのトイレ掃除をしないように呼びかけられている。さらに、トキソプラズマに感染した人は、危険な運転をしたり、新しいビジネスを始めたりするなど、リスクの高い行動をするようになるという興味深い証拠もあり、議論を呼んでいる。
これらの影響は、トキソプラズマが宿主を操るために引き起こす一連の変化の一部であり、寄生虫は、私たちがまだ気づいていない方法で人々の行動に影響を与えている可能性があるとジョンソン氏は主張する。このように考える研究者は氏だけではない。
「トキソプラズマは、人間に対しては基本的に無害な寄生虫だと思われています。けれども、こうした影響を見てみると、人間の行動にかなり大きな影響を与えている可能性があります。もしかすると社会レベルで影響を及ぼしているかもしれません」とジョンソン氏は語る。引用:NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版
トキソプラズマという寄生虫に感染すると、寄生された動物の行動まで変わってしまうのは、驚きの研究結果でした。
鳥に食べられて糞を遠くに運ばせて、遠い地で繁殖する植物の性質にも似ているように感じます。
・トキソプラズマという寄生虫に感染するとリスクの高い行動に出やすくなる
・トキソプラズマに感染したブチハイエナは約4倍もライオンに食べられやすい行動に出る
・自ら危険を冒しやすい行動に出る。トキソプラズマによって行動が支配される
・人間社会に影響を及ぼしている可能性あり。トキソプラズマに感染した人は危険な運転をしたり、新しいビジネスを始めたりする。
・リスクの高い行動に出やすくなる。
・猫ブームとベンチャー企業やスタートアップ企業など起業家が増えてきた因果関係ある?ない?
不倫、窃盗、盗撮、ギャンブラーなどスリルと興奮を味わいたい人物たちが
実は、愛猫家でトキソプラズマに感染、操作されていたとしたら面白いですよね。
腸内フローラも人間の性格に関係しているから体に良いものを食べましょうと言われていますが、寄生虫トキソプラズマ強いです!!!
まだ分からない事が多く、人間に及ぼす影響について研究結果の続報求む!!!!
おわりに
今日はこちら【ハイエナを『操作』する寄生虫!ライオンに食べられやすくなる!?】について話してきました。
動物だけでなく、人間の性格や行動にもしかしたら大きく関わっているかもしれないというのは少し恐怖を感じますよね。
トキソプラズマにロボットにように、人間が操られているとしたら・・・。
昨今のベンチャー企業やスタートアップ企業など起業家が増えてきているのも猫ブームと因果関係ある?ない?と考えてみるのも面白いですね。
もはや人ではなく、トキソプラズマ容疑者トキソプラズマCEOなのかもしれませんよね。
もしかしたらBlogを始めた私だいすけBlogもトキソプラズマに感染しているのかも!?
猫とは子供の頃以来、数十年以上触れ合ってないですけれども・・・。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
また次回のBlogでお会いしましょう!