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世界の10代少女『チック症』が増加傾向、TikTokが一因に?

皆さんこんにちは!こんばんは!おはようございます!!

新型コロナウイルスの陽性確認がだいぶ減ってきました。

ワクチン投与率が約70%まで増えてきたことに

一つの要因があると思いますが

急激に減少したので

何かそれ以外の理由

ファクターXのようなものが日本には何かありそうですよね

海外ではまだまだ大暴れしている新型コロナウイルスです。

今日のテーマはこちら【世界の10代少女『チック症』が増加傾向、TikTokが一因に?】についてです。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まって以来、体がけいれんしたり、突発的に声を発したりする「チック症」によって病院を訪れる10代の少女が増えている。

運動障害疾患を専門とする医師らは当初、困惑した。チック症を患う少女は珍しい上、それら10代の子どもたちは症状の数が異常に多く、発症は突然だった。米国、カナダ、オーストラリア、英国の一流の小児病院の専門家が何カ月にもわたって患者を調査し、互いに協議した結果、少女たちのほとんどに共通点があることを発見した。動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」だ。

医学誌に最近掲載された多数の記事によると、トゥレット症候群だと自ら話すティックトックのインフルエンサーの動画を少女たちが見ていたことを医師は発見した。トゥレット症候群とは、不随意(本人の意思とは無関係)に繰り返し特定の動きをしたり、音を発したりする神経系の障害だ。

こうした事例を全米規模で追跡調査した人はいないが、小児運動障害を扱う各地の病院が、同様のチック症を患う10代の少女の来院が増えていると報告している。シンシナティ小児病院医療センターの神経科医で、小児運動障害とトゥレット症候群を専門とするドナルド・ギルバート氏は、2020年3月以降、チック症を患う10代の新規患者を月に10人前後診ていると話す。同氏の診療所では、パンデミック前は、そうした患者はせいぜい月に1人くらいだったという。

ジョンズ・ホプキンス大学精神医学・行動科学科のジョセフ・マグワイア准教授によると、同大のトゥレットセンターでは、小児患者の10~20%がチック症のような動きを急にするようになったと訴えている。その割合は、パンデミックの1年前は2~3%程度だったという。

医師によると、そうした10代の患者のほとんどは、以前にパンデミックによって不安症やうつ病が引き起こされた、または悪化したと診断されていた。ギルバート氏によると、心理的なストレスによる肉体的な症状は、患者が以前目にした他の人の症状と同じように現れることが多い。同氏が過去に診た非てんかん性の発作を経験した患者は、ほとんどの場合、てんかんを患う親族の発作を目撃していた。

ティックトックでは、チック症のような動きをたくさん目にする。英国の医師のリポートによると、彼らが1月にこの現象の調査を開始した際、「#tourettes」というハッシュタグが付いた動画の再生回数が約12億5000万回に達していた。この回数はその後、48億回にまで伸びている。

ティックトックの広報担当者は「私たちの優先事項は私たちのコミュニティの安全と幸福であり、この特定の経験をより良く理解するために業界の専門家に相談している」と述べた。

医師の中には、早急にティックトックのせいにはせず、診察している患者の数は以前よりはるかに多いものの、流行性のものではないと話す人たちもいる。

マグワイア氏は「ソーシャルメディアを見てチック症を発症する子もいれば、ソーシャルメディアを利用していないのにチック症を発症する子もいる」とし、「不安やうつ、ストレスなど多くの要因があると考えている」と述べた。

また多くの医師は、一部のトゥレット症候群のティックトッカーについて、その診断名を疑問視しており、女性が大半を占めるそのようなインフルエンサーが動画の中で見せる動き(複数の複雑な運動性・言語性チック)は、トゥレット症候群には見えないと話している。トゥレット症候群は、女児よりも男児に圧倒的に多く、幼いころから徐々に発症していく傾向がある。また、薬で治療することも可能だ。

ティックトッカーの主張が本当かどうかにかかわらず、彼らを見た10代の若者の症状は本物であり、機能性神経障害を表している可能性が高いとギルバート氏は話す。機能性神経障害の症状には、基礎疾患とは結びつかない特定の言語性チックや異常な身体的動作が含まれる。そうしたチックをなくす方法として、医師は認知行動療法を推奨しており、患者にはティックトックを数週間使用しないよう指示している。

点と点を線に

過去1年に米ラッシュ大学医療センターに紹介された約30人の10代の若者は、腕をけいれんさせたり、悪態をついたり、頭や首をピクピク動かしたりするなどの不随意行動を示していた。医師によると、多くの患者に自傷行為が見られ、けいれんによってあざや擦り傷ができていた。運動障害を専門とする研究員のキャロライン・オルベラ氏は、多くの若者が英国訛りで「ビーンズ」という言葉を発していることに気づいた。英語を話さない患者でさえもだ。一部の患者は、ティックトックでチック症の人の動画を見たと話していた。

オルベラ氏は、ティックトックのアカウントを作成し、トゥレット症候群を患っていると話す10代の若者や成人の動画を見始めた。その結果、トゥレット症候群を患う人気インフルエンサーの一人が英国人で、「ビーンズ」という言葉をよく発していることを発見した。

]調査の一環として、そのような動画を3000本調査したオルベラ氏は、ティックトックで最もフォローされているトゥレット症候群のインフルエンサー28人のうち19人が、他の制作者の動画を見た結果、新たなチック症状を発症したと報告していることも発見した。

これまでにも、チック症のような疾患が集団で発生したことはあった。有名な10年前の事例では、ニューヨーク州北部で10代の若者数人がチック症を発症し、「集団心因性疾患」と診断された。

テキサス小児病院の神経科医で、小児の運動障害を専門とするマリアム・ハル氏が最近発表した論文によると、そのようなケースはほとんどが特定の地域に限定されていたが、ソーシャルメディアが心理的な障害を世界中に急速に広める新たな手段を提供することになっているようだ。

さまざまなソーシャルメディアの中で医学界が主に注目しているのが、パンデミックで急成長を遂げたティックトックだ。同社は今月初め、月間ユーザー数が10億人を突破したと発表しており、8月には最もダウンロードされた非ゲーム系アプリにもなった。

ティックトックは、特に10代の少女に人気があり、多くの調査で10代の少女が選ぶソーシャルメディアアプリの上位にランクインしている。チック症を発症している人たちが登場する動画の多くは、制御不能な体の動きや発声に対処しつつ、ケーキを焼いたり、アルファベットを言ったりすることが、いかに難しいかを伝える軽いノリのものだ。

自分の「For You」ページに表示されたお薦め動画を一度クリックすると、似たような動画が次々と表示される場合もある。それらの動画は、視聴者がコンテンツに費やした時間に基づいてアルゴリズムが判断している。

チック症を発症するまでには、動画を何回も見ている可能性が高いとハル氏は指摘する。「何人かの子どもたちが携帯電話を取り出し、自分のティックトックを見せてくれたが、そこにはトゥレット症候群の人たちが料理をしたり、アルファベットを言ったりすることに挑戦する動画があふれていた」

親ができること

機能性神経障害の治療を専門とする医師によると、子どもが突然、新しいチック症状を示すようになった場合、親にできることがいくつかある。

ソーシャルメディアの利用を休止させる。ティックトックやその他のソーシャルメディアでどのような動画を見たかを子どもに尋ね、チック症状を示している人の動画を見るのを数週間やめさせる。ティックトックのペアレンタルコントロール機能を使用すれば、親は自身のティックトックのアカウントを子どものアカウントと連携させ、コンテンツの利用を制限することができる。

専門家に相談する。子どもの日常生活に支障をきたすほど症状がひどい場合は、小児の運動障害を専門とする医師の診察を受けるようにする。早めに介入し、正しい診断を受けることで、問題を早期に解決できる。

普段通りの生活を続けさせる。「最悪なのは、家でじっとして自分の症状について考えることだ」とギルバート氏は話す。チック症状は変化の時期に増えることがあるため、発作が起きたときには、家に帰るよりも学校の保健室を訪れる方が望ましいと同氏は指摘する。

過剰反応しない。親は、子どもが制御のきかない体の動きでけがをしないよう、子どもについて回ったり、子どもが汚い言葉を発すると反応してしまったりすることが多い。そうすることで、子どもの行動は悪化するとギルバート氏は指摘する。「彼らに注意を向けないこと。(注意を向けると)症状を止めるどころか、エスカレートさせる」と同氏は話す。他の医師も同意見だ。

運動をさせる。「私はいつも患者にスポーツやヨガなど、心と体を一緒に使う肉体的な運動をするよう勧めている」とギルバート氏は話す。「それに裏付けがあるわけではないが、何かやることを患者が持つことになる」筆者ジュリー・ジャーゴンはファミリー&テクノロジー担当コラムニスト。引用:THE STREET JOURNAL

今日の要約まとめ

・新型コロナウイルスのパンデミック以降に『チック症』の10代少女が増加している。

・運動疾患専門の医師は当初困惑。本来少ないはずの10代少女が以上に多い。

・米国、カナダ、オーストラリア、英国の一流の小児病院の専門家が何カ月にもわたって患者を調査。

・少女たちのほとんどに共通点があることを発見。動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」。

・ 医学誌に最近掲載された多数の記事によると、トゥレット症候群だと自ら話すティックトックのインフルエンサーの動画を少女たちが見ていたことを医師は発見。

・トゥレット症候群とは、不随意(本人の意思とは無関係)に繰り返し特定の動きをしたり、音を発したりする神経系の障害。

・パンデミック前は、そうした患者はせいぜい月に1人くらいだったという。

・医師によると、そうした10代の患者のほとんどは、以前にパンデミックによって不安症やうつ病が引き起こされた、または悪化したと診断。

・ギルバート氏によると、心理的なストレスによる肉体的な症状は、患者が以前目にした他の人の症状と同じように現れることが多い。

・同氏が過去に診た非てんかん性の発作を経験した患者は、ほとんどの場合、てんかんを患う親族の発作を目撃

・ティックトックでは、チック症のような動きをたくさん目にする。

・英国の医師のリポート、彼らが1月にこの現象の調査を開始した際、「#tourettes」というハッシュタグが付いた動画の再生回数が約12億5000万回に達していた。この回数はその後、48億回にまで伸びている。

・マグワイア氏は「ソーシャルメディアを見てチック症を発症する子もいれば、ソーシャルメディアを利用していないのにチック症を発症する子もいる」とし、「不安やうつ、ストレスなど多くの要因があると考えている」

・ ティックトッカーの主張が本当かどうかにかかわらず、彼らを見た10代の若者の症状は本物。機能性神経障害を表している可能性が高いとギルバート氏

・そうしたチックをなくす方法として、医師は認知行動療法を推奨。患者にはティックトックを数週間使用しないよう指示

・視聴者がコンテンツに費やした時間に基づいて似たような動画を勧め、アルゴリズムが判断している。

・チック症を発症するまでには、動画を何回も見ている可能性が高いとハル氏は指摘。

・『何人かの子どもたちが携帯電話を取り出し、自分のティックトックを見せてくれたが、そこにはトゥレット症候群の人たちが料理をしたり、アルファベットを言ったりすることに挑戦する動画があふれていた』

・親ができるいくつかのことは、専門家に相談。普段通りの生活を続ける。過剰反応をしない。運動をする。

TikTokは短い動画で気軽に投稿や視聴できるのが、10代に人気ですよね。

その分、人気のインフルエンサーの影響力が大きく

共感性の高く多感な10代少女たちに悪影響を及ぼしたようですよね。

スマートフォンに依存せず、

10代にしかできない青春を謳歌した方が

楽しい思い出がたくさん残りますよね。

おわりに

今日のテーマはこちら【世界の10代少女『チック症』が増加傾向、TikTokが一因に?】について話してきました。

どんなものでも物は使いようですが、やはり依存症になりやすいように

ハマりやすいように意図的に設計されているはずですので、

時間を奪われずに今しかない青春を謳歌してください。

10代羨ましいですよね。

怖いもの知らずというか

向こう見ずの無鉄砲というか

肉体だけ10代に戻りたい!!!!

少しずつ老いを感じる今日この頃です。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

また次回のBlogでお会いしましょう!

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だいすけ
皆さんこんにちは!こんばんは、おはようございます。 だいすけBlogです。 このBlogではゆるーく更新のはずが、なぜか海外ニュースBlogになっています。 試行錯誤してます、迷走中です。『何もなくても、突き進め』 よろしくお願いします。

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